照葉樹林 綾マラソン
2024

HISTORY

綾町は1970年代、高度経済成長期にあった日本が国をあげて進める「森の伐採計画」に、町をあげてそれを阻止し森を守ったという歴史を持ちます。その価値を多くの人に綾町に来て知っていただくために、大吊橋が建設されました。また、1985年には世界初の照葉樹林文化都市を宣言しました。建設当時は矛盾にも見えたこの大吊橋の建設でしたが、観光名所として瞬く間に全国はもとより、世界中に知れ渡り多くの方に訪問い頂けるようになり「照葉樹林文化」を知っていただけるように成りました。綾・照葉樹林マラソン(旧大会名)は、更に多くの方々に綾の歴史を知っていただくために作られ、最大で7000名の参加者を迎えるイベントにまで成長して、宮崎県の一大イベントに格付けされ、多くのランナーはもとより県民にも愛されてきました。しかし、経済的な理由から2019年に惜しまれながら大会を終了することに成りました。

RIVIVAL

 終了直後から、多くの県民や大会のファンから”大会を復活へ”との声が上がり始めました。そのような中、綾町を心から愛する有志達が集結し、本大会が生まれた歴史と町民の思いも合わせて、”大会を復活へ”の声に答えようと立ち上がりました。町民主体の組織を編成し今大会の開催実現に今日まで精進してまいりましたが、再考半ばでコロナ禍に見舞われるなど復活までに5年という歳月がかかりました。TESTランを通してランナーの”嗜好”をくみ取り、より”照葉樹林を堪能”でき”ホスピタリティーにあふれる”イベント内容に仕上げることができました。ランナーの皆様と大会を支える町民との交流を深めることも本大会の狙いとさせていただいております。是非、多くの方々に綾町へお越しいただき森と人を堪能いただけると幸いに思う次第です。

大会実行委員長  蚊 口 勝 也

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